
アメリカ海軍は2026年6月24日(水)から7月31日(金)までの期間、ハワイ周辺で環太平洋合同演習「RIMPAC 2026」を実施しているが、この演習の中で、同海軍の退役艦であるタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「モービル・ベイ(Mobile Bay:CG-53)」とタラワ級強襲揚陸艦「ペリリュー(Peleliu:LHA-5)」が沈没演習「SINKEX」の標的艦として使用される見通し。米政府の調達公告からも明らかにされている。
米海軍軍事海上輸送司令部(MSC)の調達公告では、RIMPAC 2026支援の一環として、退役艦「EX-MOBILE BAY(CG-53)」と「EX-PELELIU(LHA-5)」を曳航する業務が示されている。公告では、両艦をカウアイ島の太平洋ミサイル試射施設「Pacific Missile Range Facility(PMRF) Barking Sands」へ曳航する内容が記載されており、SINKEXに関連する支援業務と位置づけられている。なお、SINKEXの実施日については明らかにされていない。
RIMPACは、アメリカ海軍が主催する世界最大規模の多国間海上演習。米太平洋艦隊の公式発表によると、2026年のRIMPACは6月24日(水)から7月31日(金)まで、ハワイ諸島周辺で実施されている。30回目となる今回は、31か国から約40隻の水上艦、5隻の潜水艦、140機の航空機、2万5,000人以上が参加している。
「モービル・ベイ」はタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の1隻で、1987年に就役し、2023年に退役した。イージス戦闘システムを搭載し、長年にわたり空母打撃群の防空などを担った艦である。「ペリリュー」はタラワ級強襲揚陸艦で、1980年に就役し、2015年に退役した。上陸作戦や航空運用能力を備えた大型揚陸艦として運用された。
SINKEXは、退役艦を実際の海上標的として使用し、ミサイル、魚雷、艦砲などの実弾射撃を行う訓練。参加部隊が実戦に近い条件で兵器運用や連携を確認する機会となる。
情報発表元:U.S. General Services Administration - TUGCON; JONES ACT








