画像提供:今治造船

今治造船グループのしまなみ造船は、2026年5月18日(月)、同社で建造していた40,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「QADRIS BENEFIT」を竣工、発注者へ引き渡した。

「QADRIS BENEFIT」は、トップサイドタンクを装備したセミボックス形状のホールド構造を有するばら積み貨物船。5ホールド、5ハッチの貨物倉は、高比重貨物3.0t/m3の隔倉積みに対応し、石炭、鉱石などのばら積み貨物のほか、長尺物、コイルなど多様な貨物を搭載できる。トップサイドタンクを活用した穀物輸送にも適した設計とされている。

荷役装置では、各クロスデッキ上に合計4基のデッキクレーンを備え、各貨物倉にはフォールディングタイプのハッチカバーを装備する。

環境対応では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止に関する各種規則を満たす機器を搭載する。二酸化炭素の放出抑制指標では、同船に求められるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件にも先取りして対応している。環境保全対策として、バラスト水処理装置と、シップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載する。

推進性能では、プロペラ近傍に設けた省エネ付加物、高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料を採用している。

「QADRIS BENEFIT」の主要寸法は、全長182.93m、幅31.00m、深さ15.00m。載貨重量は40,433トン、総トン数は24,949トン、主機関は6G45ME-C9.7、航海速力は約14.00ノット。船級はABS、船籍はパナマ。


情報発表元:今治造船 - 40,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「QADRIS BENEFIT」竣工