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日本水先人会連合会は、2026年5月19日(火)、水先人からみた優秀船舶を表彰する「ベストクオリティーシップ2025」の受賞船10隻を公表した。2025年度は、9月から10月に全国の水先区で水先要請を受けた船舶を対象に、運用、航海設備、乗下船設備の面から優秀な船舶が選定された。表彰状と記念品は6月に各船の船長または代理人へ贈呈される。
「ベストクオリティーシップ」は、水先業務に対する理解と協力の促進を目的として、2003年度に創設された表彰制度。水先人は船舶の安全確保と効率的な運航を支えるために水先業務を提供しており、船舶の良好な整備、船長をはじめとする乗組員の適切な協力が、水先業務の円滑な遂行に重要な要素とされている。
| 船名 | 船籍 | 船種 | 総トン数 |
|---|---|---|---|
| ぴりかもしり丸 | 日本 | バルカー | 52,158 |
| 高岡 | 日本 | VLCC | 158,218 |
| YM IMPROVEMENT | リベリア | コンテナ船 | 16,472 |
| SAMOA CHIEF | シンガポール | セミコンテナ船 | 25,483 |
| TOKYO MARU | 日本 | 油タンカー | 66,541 |
| GLOBAL CORAL | パナマ | バルカー | 27,460 |
| OCEAN ENDEAVOR | パナマ | バルカー | 25,958 |
| DRIVE GREEN HIGHWAY | 日本 | PCC | 76,371 |
| 飛鳥III | 日本 | 旅客船 | 52,265 |
| HK DELIGHT | パナマ | チップ船 | 49,848 |
日本郵船グループでは、管理船と運航船である石炭専用船「ぴりかもしり丸」、大型原油タンカー「高岡」、ばら積み船「GLOBAL CORAL」、客船「飛鳥III」の4隻が受賞した。同社グループ関係船が同時に4隻選出されるのは過去最多。「ぴりかもしり丸」は全長234.99メートル、全幅43.00メートル、総トン数52,158トンで、船舶管理はNYKバルクシップパートナーズ、運航会社は日本郵船。「高岡」は全長333.00メートル、全幅60.00メートル、総トン数158,218トンで、船舶管理はNYK Shipmanagement Pte. Ltd.、運航会社は日本グローバルタンカー。「GLOBAL CORAL」は全長182.99メートル、全幅30.40メートル、総トン数27,460トンで、船舶管理はエム・エム・エス、運航会社はNYKバルク・プロジェクト。「飛鳥III」は全長230.00メートル、全幅29.80メートル、総トン数52,265トンで、船舶管理と運航会社は郵船クルーズ。
商船三井が運航する木材チップ船「HK DELIGHT」も同賞を受賞した。同社運航船の受賞は5年連続となる。「HK DELIGHT」は全長209.99メートル、全幅37.00メートル、総トン数49,848トン。商船三井によると、2025年度は全国の水先区で水先要請をした約24,000隻の船舶の中から10隻が選定され、このうち1隻が同社運航船だった。
選定では、水先人用乗下船設備がSOLAS条約規則とIMO勧告の要件を満たしていること、リーサイドの確保を含む水先約款に定める乗下船の安全措置が実施されていること、航海計器、主機、操舵機、サイドスラスターなど操船に必要な設備が正常に動作していること、当該水域の適切な海図が備えられ、最新の状態に維持されていることなどが判定項目となる。
運用面では、法令に定める信号の実施、水先人の操船号令に対する明瞭なアンサーバックと確実な実行、船長または当直航海士による定期的な船位確認と見張り、水先人への情報提供、BRMに関する乗組員の訓練、パイロットカードとパイロット情報カードによる情報交換を含む円滑なコミュニケーション、船内の指揮命令系統、水先人への協力体制などが確認される。
情報発表元:日本水先人会連合会 - ベストクオリティーシップ2025を発表しました







