
三菱重工グループの三菱造船は2025年10月9日(木)、三菱重工業 下関造船所江浦工場で建造中の新日本海フェリー向けの大型カーフェリーの命名・進水式を実施、同船は「はまなす」と命名された。
「はまなす」は、小樽市〜舞鶴航路で運航される計画。式典では、新日本海フェリーの入谷社長により「はまなす」と命名され、日本旅客船協会 の船旅アンバサダーである小林 希氏による支綱切断が実行された。同船は今後、艤装工事、試運転などを経て2026年6月に引き渡される予定。新日本海フェリー向けのフェリーとしては、10隻目の引渡しとなる。
「はまなすはダックテールを有するバトックフロー船尾船型や、垂直船首形状など最新鋭の省エネ船型を採用、ダックテールを有する国内フェリーは、新造1番船である「けやき」に次ぐ2隻目となる。また、アンチローリングタンクとフィンスタビライザを組み合わせた省エネ型減揺システムにより、推進抵抗を抑えるなどして、従来船と比べて5%の省エネが実現可能としている。
なお、新日本海フェリーから受注された1番船「けやき」は、すでに2025年4月に命名・進水式を終えており、11月に引き渡される予定。
情報発表元:三菱重工業 - 三菱造船、新日本海フェリーおよび鉄道建設・運輸施設整備支援機構向け 大型カーフェリー「はまなす」の命名・進水式を下関で実施【関連ジャンル】 海運事業者 : 新日本海フェリー 造船メーカー : 三菱重工業 下関造船所