
防衛省は2025年9月12日(金)、在日米軍司令部から、硫黄島において第5空母航空団の航空機による艦載機着陸訓練(FCLP:Field Carrier Landing Practice)を実施する旨の通知を受けたと発表した。
訓練は2025年9月17日(水)から9月26日(金)までの期間、各日13時30分から16時30分までと、18時45分から21時45分まで実施される予定。土日祝は実施されない予定。空母艦載機のパイロットが着艦資格を取得するため、陸上の飛行場の滑走路を空母の甲板に見立てて着陸する訓練。当初、硫黄島での実施が予定されていたものの、9月1日に発生した硫黄島の噴火が現在も継続しており、噴火による人員、物資、航空機への影響などのリスクが大きいことから、FCLPの予備飛行場である岩国飛行場で実施される。
訓練対象となるのは、第5空母航空団のF-35C、FA-18E、FA-18F、EA-18G、E-2Dの全機種。
なお、防衛省は、岩国日米協議会で確認された、飛行時間の限定などを遵守するとともに、当該訓練による民間航空機への影響や岩国飛行場周辺住民のへの騒音の影響が最小限となるよう米側に申し入れたと公表、また、岩国市は中国四国防衛局に対し、激しい騒音をもたらすFCLPについては、岩国基地での実施は容認できないとし、実施しないよう米側に求めるよう要請した。
情報発表元:防衛省 - 第5空母航空団による艦載機着陸訓練(FCLP)について【関連ジャンル】 船舶 : CVN-73 ジョージ・ワシントン 海運事業者 : アメリカ海軍