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保津川遊船企業組合は2025年10月11日(土)、第5回となる歴史特別講演会「英文ガイドからみた明治初期の「保津川下り」の始まりと発展」を、保津川下り乗船場2階待合所ロビーで開催する予定。開催時間は18時から20時までで、参加費は500円、定員は先着40人。

今回の講演では、全国通訳案内士(英語)で同志社女子大学嘱託講師を務める千代間泉が登壇し、明治初期の外国人旅行者向け英文ガイドブックをもとに、保津川下りの起源と観光資源としての形成過程を解説する。1922年(大正11)に英国皇太子エドワード(後のエドワード8世)が保津川を下ったことが知られているが、それ以前の1881年(明治14)にはその父ヨーク公ジョージ(後のジョージ5世)も兄とともに川下りを体験していた。また、保津川下りは1878年(明治11)に初めて英文ガイドで紹介されており、以後外国人にも知られる観光アクティビティとしての地位を確立していった歴史がある。

講演ではこうした史実をもとに、近代日本における観光の形成と、その背後にある国際的文脈が浮き彫りにされる予定。会場では30分前の17時30分から受付を開始し、参加希望者は事前予約が必要となる。


情報発表元:保津川遊船企業組合 - 10月11日 第5回歴史講演会のお知らせ『英文ガイドからみた明治期の「保津川下り」の始まりと発展』講師:千代間泉さん
 
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