画像提供:U.S. Navy

アメリカ海軍は2025年7月30日(水)、原子力空母「ジョージ・ワシントン(George Washington:CVN-73)」に所属する乗組員の捜索を打ち切ったと公表した。この乗組員は7月28日(月)、同艦がティモール海を航行中に行方不明となり、以降捜索が行われていた。

捜索には、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ロバート・スモールズ(Robert Smalls:CG-62)」、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「シャウプ(Shoup:DDG-86)」のほか、第12ヘリコプター海上戦闘飛行隊「ゴールデン・ファルコンズ」、第78ヘリコプター海上攻撃飛行隊「セイバーホークス」の航空機、さらに複数の固定翼機が参加した。また、オーストラリア国防軍やオーストラリア国境警備隊の支援も受けて、広範囲にわたる捜索が実施された。

海軍によると、行方不明の乗組員の氏名は遺族への通知が完了してから24時間後に公表、広報担当のマーク・ラングフォード中佐は声明で、乗組員の喪失に伴い艦内の人々に必要な支援を行っていると述べた。

ジョージ・ワシントン空母打撃群は、多国間演習「タリスマン・セーバー25」の一環としてティモール海で活動していた。


情報発表元:U.S. Navy U.S. 7th Fleet - George Washington Carrier Strike Group Suspends Search for Missing Crew Member
 
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 船舶 : CVN-73 ジョージ・ワシントン
 海運事業者 : アメリカ海軍