画像提供:ツネイシクラフト&ファシリティーズ

ツネイシクラフト&ファシリティーズは2025年7月9日(水)、同社浦崎クラフト工場において、CE-166番船にあたる19総トン型アルミニウム合金製旅客船「ししじま」の命名・進水式を実施した。同社が7月24日(木)付で公表した。

「ししじま」は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と獅子島汽船の共同発注により建造された共有船で、鹿児島県長島町の獅子島幣串港と熊本県水俣港を結ぶ定期航路での就航が予定されている。命名は鹿児島県長島町の町長である川添健氏が行い、支綱切断は獅子島汽船の須嵜敢太氏が担当した。

式典には、発注者および関係者に加え、地元の浦崎小学校の児童13名と、パラグアイのアスンシオン大学工学部の教授3名も見学に訪れた。

同船は、全長21.00メートル、幅4.36メートル、深さ1.45メートルで、総トン数は19トン。最大搭載人員は45名で、旅客42名、乗組員3名を収容する。主機関には出力423kW・毎分2084回転の機関を2基搭載し、航海速力は23.0ノットを計画。建造はツネイシクラフト&ファシリティーズ浦崎クラフト工場で行われた。

今後は艤装工事および試運転を経て、7月末に引き渡しが行われる見込みとなっている。


情報発表元:ツネイシクラフト&ファシリティーズ - CE166番船 命名・進水式を実施
 
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