画像提供:横浜市

横浜市は2025年7月1日(火)、山下ふ頭再開発に関する「答申を踏まえた基本的な方向性」を取りまとめ、市民からの意見募集を開始した。募集期間は9月9日(火)まで。

山下ふ頭は、横浜ベイブリッジの内側に位置する総面積約47ヘクタールの埠頭で、上屋・倉庫・荷さばき地・事務所などが立地し、本牧・南本牧などのコンテナ埠頭を補完する物流機能を担っている。横浜港の景観、周辺観光資源、交通利便性に優れるこの地において、横浜市は新たなまちづくりに向けて再開発を推進する方針を示している。

再開発は、市民意見や有識者による検討委員会の答申を踏まえたもので、「世界に誇れる、魅せる『緑と海辺』空間」「持続可能なまちを支える明日へのイノベーション」「活気に満ちあふれ、周辺へと広がる新たな賑わい」の3つをテーマとし、それらの中心に「市民が結ぶ新たなまちの環」という考え方を据える。

方向性では、交通アクセスの強化、防災性の確保、景観デザインなど都市基盤整備の考え方も示されており、都市と自然が共生する空間、循環型まちづくり、国内外から人を惹きつける賑わいの創出を目指すとしている。

今後、意見募集を通じて事業計画案を策定し、2025年度中に市民からの再度の意見募集を実施。その後、2026年度頃の事業化を予定している。意見は、横浜市ホームページや紙面、郵送などで受け付けている。

横浜市は、多様な主体が参画するまちづくりにより、市民のシビックプライドを醸成するとしており、今回の市民意見募集はその第一歩と位置づけられている。


情報発表元:横浜市 - 山下ふ頭再開発の新たな事業計画策定に向けて「答申を踏まえた基本的な方向性」を取りまとめました! ~7月1日より市民の皆様からのご意見を募集します!~
 
【関連ジャンル】
 港湾 : 横浜港 山下埠頭