画像提供:海上保安庁

海上保安庁は、2025年1月26日(日)から1月29日(水)までの日程で、横浜海上防災基地において「都市型捜索救助訓練」を実施する。

訓練は、国際緊急援助活動遂行に必要な基本的技術の習得や、海上保安庁における都市型捜索救助技能の維持向上を図るために企画されたもの。未来の国際緊急援助隊を担う機動救難士11名が、特殊救難隊指導のもと、瓦礫の下に取り残された生存者に対する位置特定、閉鎖空間からの救出活動、生存者の容体を安定化するための応急処置を柱とする一連の救助・救急活動を訓練する。

指導側は羽田特殊救難基地所属の特殊救難隊が担い、訓練対象の機動救難士は第一、二、五、七、八、九、十、十一管区から参加する予定。1月26日(日)は倒壊の危険性がある建物の評価・瓦礫の持ち上げ訓練、1月27日(月)は倒壊の危険性がある建物の破壊・除去訓練、1月28日(火)は、倒壊の危険性がある建物の安定化訓練、1月29日(水)は補完訓練が実施される。

なお、海上保安庁では、国際緊急援助隊の派遣に関する法律に基づき、海外における大規模な災害の発生等に際しては、関係省庁等で構成される救助チームの一員として国際緊急援助活動を行っている。直近では、2023年2月に発生したトルコ地震に救助チームとして職員を派遣しており、これまで計13回、のべ162名を派遣した実績がある。


情報発表元:海上保安庁 - 陸上における都市型捜索救助訓練実施 ~海上保安庁の国際緊急援助隊の未来を担う職員を育成~
 
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