防衛省統合幕僚監部は、2024年9月22日(日)から23日(月・祝)にかけ、中国人民解放軍海軍とロシア海軍の艦艇9隻の宗谷海峡の通航、東進を確認したと公表した。
確認されたのは、中国海軍のレンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦「無錫(104)」、ルーヤン(旅洋)III級ミサイル駆逐艦「西寧(117)」、ジャンカイ(江凱)II級フリゲート「臨沂(547)」、フチ級補給艦「太湖(889)」、ドンディアオ級情報収集艦「天狼星(794)」、ロシア海軍のウダロイI級駆逐艦「アドミラル・パンテレーエフ(Адмирал Пантелеев:548)」、「アドミラル・トリブツ(Адмирал Трибуц:564)」、艦番号が「332」と「374」のグリシャV級小型フリゲートとみられるd合計9隻。
情報収集艦「天狼星」を除く8隻は、9月22日(日)6時頃に奥尻島の西約300kmの海域を北東進するところが確認された後、9月23日(月・祝)に宗谷海峡を東進したことが確認された。情報収集艦「天狼星」は9月22日(日)23時頃に礼文島の北西約60kmの海域を東進するところが確認され、その後、9月22日(日)から9月23日(月・祝)にかけて宗谷海峡を東進したことが確認されている。なお、中国海軍の艦艇5隻は9月7日(土)から9月8日(日)にかけて対馬海峡を北東進して日本海に進出するところも確認されていた。
今回の宗谷海峡の通航にあたり、海上自衛隊は護衛艦「ゆうぎり(DD-153)」、「はまぎり(DD-155)」、ミサイル艇「くまたか(PG-827)」と八戸航空基地の第2航空群に所属するP-3C哨戒機により警戒監視・情報収集を実施した。
情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国及びロシア海軍艦艇の動向について【関連ジャンル】 船舶 : DD-153 ゆうぎり 船舶 : DD-155 はまぎり 船舶 : PG-827 くまたか 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍 海運事業者 : ロシア海軍