画像提供:郵船クルーズ

郵船クルーズは2023年9月21日(木)、ドイツの造船企業であるマイヤー・ヴェルフト造船所で建造する新造客船「飛鳥III」について、現地でスチール・カッティングセレモニー(鋼材切断式)を実施した。

スチール・カッティングセレモニーは、船舶建造に必要な鋼板を切り出し、建造の幕開けを祝う伝統的な式典。セレモニーには、マイヤー・ヴェルフト造船所内で同造船所のバーナード・マイヤー会長をはじめ関係者が会した。また、スチール・カッティングの後には、建造の安全を祈願し、だるまの目入れも実施された。

「飛鳥III」は、全長は「飛鳥II」の240.9mよりも小さい228.9m、総トン数は「飛鳥II」の50,444トンを上回る51,950トンとなる。乗組員数をほぼ「飛鳥II」から維持したまま、乗客定員をの85%程度に絞ることで、より乗客に寄り添ったサービスの提供が可能になる予定。郵船クルーズは新造船の建造に向け、2021年3月にマイヤー・ヴェルフトと造船契約を締結していた。

同船は2025年早春に進水、その後、ドイツから日本へ回航、同年夏頃の就航が予定されている。


情報発表元:郵船クルーズ - 「飛鳥Ⅲ」スチール・カッティングセレモニー(鋼材切断式)実施 2025年就航に向けて本格的な建造がスタート
 
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