画像提供:内海造船

2023年5月23日(火)、広島県尾道市の内海造船瀬戸田工場において鴨池・垂水フェリー向けの新造船「フェリー第十一おおすみ」の進水式が実施された。

「フェリー第十一おおすみ」は、全長約76.9m、幅13.3m、総トン数約1,500トン、2機2軸の旅客船兼自動車航送船。車両甲板への自動車の搭載は船首、船尾に装備されたランプドアで行う形態で、 バウスラスタ1基と、最大舵角主舵板45°、フラップ90°が可能であるフラップ舵を2枚装備、バウスラスタとフラップ舵を併用することで、出入港時の操船性を向上させている。また、昇降設備としてエレベータを右舷側に装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として 車両甲板から航海船橋甲板に移動可能となっている。

今回進水した「フェリー第十一おおすみ」は、国土交通省による特定船舶導入計画認定制度を活用して導入される、いわさきコーポレーション向けの新造船2隻のうちの1隻で、竣工は2023年秋頃の予定となっている。


情報発表元:内海造船 - フェリー『フェリー第十一おおすみ』の進水式を行いました
 
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 造船メーカー : 内海造船 瀬戸田工場