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横浜市中区に所在する日本郵船歴史博物館は、2023年2月4日(土)から3月31日(金)までの期間、企画展「また会いましょう- 横浜郵船ビル写真展」を開催する。

日本郵船歴史博物館は、横浜郵船ビルの大規模な改修工事に伴い、4月1日(土)から2026年10月までの長期休館が予定されているが、今回の企画展は休館前最後の展示として、横浜郵船ビルの現在の姿を中心に、建物内部が写真で紹介される。オフィスビルのため普段は見る機会の少ない建物内部に加え、建物図面や古い写真資料、模型などから、同ビル独特の雰囲気についても紹介される。

横浜郵船ビルは、関東大震災で被災した初代横浜支店に代わり、創業50周年記念事業の一環で1936年に建てられたビル。設計は建築家の和田順顕で、正面にコリント式の「大オーダー」と呼ばれる列柱が16本立ち並ぶ。3階には事務部属員養成所が設けられ、客船に乗船する司厨員はここで教育を受けた後、各船で活躍した。太平洋戦争では空襲を逃れ、戦後は一時GHQに接収され、返還後は再び日本郵船の横浜支店となった。


情報発表元:日本郵船歴史博物館 - 企画展 「また会いましょう- 横浜郵船ビル写真展」
 
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 港湾 : 横浜港
 海運事業者 : 日本郵船