画像提供:内海造船

広島県尾道市の内海造船因島工場では、2022年3月30日(水)、宮崎カーフェリーの新造船「フェリーろっこう」の進水式が実施された。

「フェリーろっこう」は、「船舶の大型化」、「客室の個室化」、「省エネの達成」を基本テーマとして掲げ新造される2隻のフェリーのうち、2隻目となる旅客船兼自動車航送船。全長約194m、全幅27.6m、総トン数約14,200トン。12mトラック約163台、8mトラック約2台、乗用車約81台、旅客定員576名の積載能力を持つ。

2機2軸、2舵を備えており、車両甲板への自動車の搭載は、船首左舷および船尾左舷に装備されたランプドアと、艙内ランプで行う。船型は球状船首、船尾双胴船型を採用、推進性能と耐航性の向上が図られている。航海中の横揺れを防ぐためのフィンスタビライザを備え、バウスラスタを2基、リアクション型バルブ付マリナーシリング舵を2台装備するとともに、5翼可変ピッチプロペラも備えることで、操船性の向上も図られている。

また、船内には昇降設備としてエスカレータを装備、このほか高齢者・身障者のバリアフリー設備として車両甲板、旅客乗船口から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを左舷側に装備している。


情報発表元:内海造船 - フェリー『フェリーろっこう』の進水式を行いました
 
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 海運事業者 : 宮崎カーフェリー
 造船メーカー : 内海造船 因島工場