画像提供:JAMSTEC

ジャパン マリンユナイテッドは2021年8月27日(金)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が導入を計画している「北極域研究船」の建造を受注したと公表した。受注日は8月19日(木)で、同船は日本では初の砕氷能力を有する研究船となる。

同船は、北極域が抱えている諸課題の解決に科学的根拠をもって貢献していくため、国際的な研究プラットフォームとして活用可能な、かつ十分な砕氷機能と世界レベルの観測機能を備える研究船として計画されているもの。

全長は128m、全幅23m、深さ8m、総トン数13,000トンで、砕氷能力は平坦1年氷1.2mを3.0ktの船速で連続砕氷可能となっている。耐氷能力はポーラークラス4、乗員は99名。

JMUは、技術研究所に氷海試験水槽を有し、南極観測事業に携わる砕氷船等の氷海船舶建造技術に加え、高度な技術を要する艦艇・官公庁船を数多く建造してきた経験を活かし、同船の建造にあたるとしている。

■JAMSTEC 海洋研究開発機構「NEXT CHALLENGE ―北極域研究船プロジェクト始動ー」


情報発表元:ジャパン マリンユナイテッド - 北極域研究船の受注について
 
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 海運事業者 : 海洋研究開発機構
 造船メーカー : ジャパン マリンユナイテッド