画像提供:三井E&S造船

三井E&S造船は2021年7月15日(木)、岡山県の玉野艦船工場において、水産庁向けの新漁業取締船「白萩丸」の引渡式を実施した。

新「白萩丸」は、1994年に建造された既存の「白萩丸」の代替船として、2019年3月に発注され、同工場で建造が進められていたもの。2021年2月12日(金)に進水式が実施され、以降は岸壁での艤装工事が実施されていた。

同船は、2020年に就役した「白嶺丸」や「白鷲丸」と同仕様の漁業取締船として、近年の違法外国漁船の増加を受けて水産庁の取締体制強化の方針に基づいて建造されている。前世代の取締船よりも大型化され耐航性も向上、取締りに関しての最新鋭の設備も搭載されている。船体の総トン数は約904トン、全長は約68.45m、型幅は10.6m、最大搭載人員は31名。

なお、三井E&S造船の艦船・官公庁船事業は、2021年10月に三菱重工業へ譲渡予定であることから、この「白萩丸」が三井E&S造船の建造船として最後に引き渡される官公庁船となる。


情報発表元:三井E&S造船 - 水産庁向け漁業取締船「白萩丸」の引渡式を挙行
 
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 海運事業者 : 水産庁
 造船メーカー : 三井E&S造船 玉野艦船工場