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横浜市中区に所在する日本郵船歴史博物館は、2021年4月3日(土)から2021年7月4日(日)までの期間、企画展「船と主機関 -エンジンの変遷とこれから-」を開催する。

企画展は、船の推進力を作り出すエンジンである「主機関」の変遷をたどりながら、時代の要請とともに変化を続ける主機関と日本郵船のあゆみが紹介される。

18世紀後半の蒸気機関の開発により、風力を用いる帆船の長い時代は終わりを告げ、技術の進展に伴い蒸気レシプロ機関、蒸気タービン機関と変遷、現在では19世紀末に開発されたディーゼル機関がその主流となっている一方で、重油を主な燃料とする船の運航は、大気汚染物質の排出が避けられず、近年、それを減少させることが課題となっている状況について紹介される。

また、こうした状況下で、日本郵船が「NYKスーパーエコシップ2050」を創案、CO2排出量を100%削減するゼロエミッションの船の導入を目指していることなども紹介される。展示では、各社の協力を得て、ディーゼルエンジン模型も展示される予定。

なお、日本郵船歴史博物館の企画展では通常、企画展に関連したイベントが数多く開催されているが、今回は、感染症予防のため、関連イベントは開催されない。


情報発表元:日本郵船歴史博物館 - 企画展 「船と主機関 -エンジンの変遷とこれから-」
 
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 海運事業者 : 日本郵船