画像提供:マリックスライン

鹿児島港から薩南諸島を経由し那覇港までフェリー航路を運営するマリックスラインは、2020年10月19日(月)、「クイーンコーラル8」の置き換えを目的に、新造船1隻を2021年12月に導入すると公表した。新造船は内海造船で建造され、鉄道建設・運輸施設整備支援機構と共有する。

新たに導入される船は、全長約145m、幅24m、総トン数約8,000トンの貨客船兼自動車渡船で、「クイーンコーラル8」と比べ大型化にする。これにより、貨物や車両の積載能力が強化されるほか、1機1軸推進システム等の採用により、推進性能を向上させた環境にやさしい省エネ船となる。

船内施設は、「Origin(原点・起点)」、「Odyssey(知的探求)」「Overture(序曲)」の3つをキーワードに、使い勝手の基本に立ち返った明快な配置&動線計画、機能美を追求したオリジナリティー溢れるインテリアが基本コンセプトとされる。

船の中央部には吹き抜けのエントランスホールを備え、現行船と比べてプライベート空間が確保された個室、階段式の寝台を増設、また2等和室には個人エリアを確保した仕切りやにフィッティングスペースを設置するなど、乗客のプライバシーを重視した客室設備となる。また、ストレッチャー収容可能なエレベーターとエスカレーター各2機、メイクアップルーム、授乳室、キッズルームなども設置され、公共スペースにはシャワールーム、洗面スペースも設けられる。


情報発表元:マリックスライン - (プレスリリース)新造船の建造について
 
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