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キュナード・ラインは2020年3月16日(月)から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で同社クルーズ船の運航を停止しているが、この運休期間を2021年3月以降まで延長すると公表した。

運航停止の延長期間は、「クイーン・エリザベス」が2021年3月25日(木)まで、「クイーン・メリー2」は2021年4月18日(日)まで、「クイーン・ヴィクトリア」が2021年5月16日(日)まで。停止期間の延長理由についてキュナードは、イギリス外務・連邦省(FCO)からの指導を受け入れたこと、加えて、ワールド・クルーズには様々な国や大陸を訪れるという複雑さがあることから、延長を決定したとしている。

運航停止期間の延長に加え、2021年3月26日(金)から2021年12月13日(月)まで予定されていたオーストラリア、アラスカ、春と秋の日本周遊クルーズも中止となることが決まった。「クイーン・エリザベス」はこれに代わり、3泊から14泊の短い日程のクルーズに変更、サウサンプトン発着のヨーロッパでの旅程となる。また、「クイーン・メリー2」は、2020年に続き2021年もワールド・クルーズが中止となる。

キュナードのサイモン・ペイルソープ社長は、「今回の運航停止延長によって影響を受けたゲストの皆様へ対し、大変申し訳なく思っております。また、最新のガイドラインを元に慎重に検討を重ねた結果、現在のスケジュールで再出航することは賢明ではないと判断し、旅程の見直しを行いました。クイーン・エリザベスでの船旅を楽しみにしてくださっていた日本のゲストの皆様、特に2020年がキャンセルになったため2021年に振替予約をしてくださった皆様、加えて、クイーン・エリザベスの寄港を心待ちにしてくださった皆様へ、心よりお詫びを申し上げます。」とコメントしている。


情報発表元:キュナード - キュナード、運航停止期間の延長と 旅程変更(2021年と2022年の一部)を発表
 
【関連ジャンル】
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 海運事業者 : キュナード・ライン