画像提供:呉市

イギリス西部ウェールズの造船所で1912年に日本海軍の軍艦「比叡」の進水式が行われた際、日本政府から地元に寄贈された銀杏が、2019年12月24日(火)、日本に帰郷する。

この銀杏は、進水式典に参加した東郷平八郎が滞在していたイギリス海軍官舎の庭に植えられていたもので、今回、銀杏から挿し木で得た苗木が日本に帰郷する。この帰郷プロジェクトは、ウェールズの郷土歴史家であるデービッド・ジェームズ氏を中心に地元住民により企画された。

帰郷後、苗木は広島市植物公園で養生され、2020年春を目処に、旧軍港市である広島県呉市、京都府舞鶴市、長崎県佐世保市、神奈川県横須賀市のほか、鹿児島市や東郷神社などの東郷ゆかりの地に植樹される予定となっている。呉市においては,2020年4月末頃に東郷平八郎にゆかりの深い入船山記念館休憩所の隣接地で植樹セレモニーが行われる。

なお、12月24日(火)は広島市植物公園で13時から受取式が行われる。


情報発表元:呉市 - 東郷元帥ゆかりの銀杏の木の帰郷について
 
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