強襲揚陸艦「キャンベラ(Canberra:L02)」は、スペイン海軍「フアン・カルロス1世」を原型にしたオーストラリア海軍キャンベラ級LHDの1番艦で、艦名は首都キャンベラにちなみ命名された。
2009年9月23日起工、2011年2月17日進水、2014年11月28日に就役。主船体はスペインのナバンティア(フェロル)で建造後、重量物運搬船で豪州へ回航され、ウィリアムズタウンでBAEが上部構造物搭載と艤装を仕上げた。
満載約2万7,500トン、全長230.82m、全通飛行甲板(13度スキージャンプ)とウェルドックを備え、ヘリは通常6機(最大18機)、上陸部隊1,046名と車両最大110両、LC(揚陸艇)4隻を運用できる。電気推進(LM2500+MAN発電機、アジマス推進)で速力20ノット超・15ノットで約9,000海里、45日以上の行動継続力を持つ。
2015年に艦隊旗艦となり、2016年のフィジー災害派遣やRIMPACでのMV-22/CH-53E運用試験、2020年のミクロネシア遭難者救助支援などで「海上拠点」としての価値を示した。2025年にはニュージーランド沿岸航行時、航法レーダーが広域通信に干渉する事案が報じられ、即時に周波数設定を変更して収束させている。