海洋観測艦「ふたみ(AGS-5102)」
AGS-5102 Futami
海洋観測艦 基本情報
海洋観測艦「ふたみ(AGS-5102)」は、海上自衛隊が運用していたふたみ型海洋観測艦の1番艦であり、昭和51年度計画に基づき建造された。艦名は三重県の二見浦に由来し、1978年1月20日に三菱重工業下関造船所で起工、同年8月9日に進水、1979年2月27日に就役した。配属先は横須賀の海洋業務隊で、その後の部隊改編により海洋業務群へと移行した。
「ふたみ」は、海底地形や水温・塩分、潮流、地磁気などの広範な海洋データを収集・分析する能力を備えており、パッシブ対潜戦の高度化に対応するための基礎情報を提供する重要な任務を担った。全長97m、基準排水量2,050トン、最大速力15ノット。主機関には川崎製のMAN V8V22/30ATLディーゼルエンジン2基を搭載し、静粛性にも配慮した構造となっていた。
就役から約31年間、各海域での観測任務を遂行し、2010年3月17日に除籍。総航程は59万7,780海里(地球約28周分)に達し、総航海時間は74,809時間に及んだ。








