画像提供:海上保安庁

海上保安庁は2020年1月17日(金)、羽田航空基地に所属する航空機により、西之島の火山活動の観測を実施した。

観測は、13時35分から14時12分までの間実施された。今回の観測により、火砕丘の中央火口から連続的な噴火が確認されたほか、連続的な灰色の噴煙が高度約1,800mまで上がっている様子や、噴石が火砕丘周辺まで飛散していることなども確認された。また、西之島北東岸から溶岩流が海へ流入しており、溶岩流の先端から白色の水蒸気が上がっていることも確認された。

なお、海上保安庁は、発表の中で「2019年12月15日(日)の観測と比較して、活動は一段と活発化しており、有色の噴煙が間欠的になった場合には、大きな爆発的噴火が発生する可能性がある。」 とする東京工業大学理学院火山流体研究センターの野上健治教授のコメントを紹介している。


情報発表元:海上保安庁 - 西之島の噴火について(1月17日観測)
 
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