©Funeco News

客室

2代目「さるびあ丸」では816席だった指定席は、3代目「さるびあ丸」では733席に減少、1人あたりの空間に余裕が広がった印象を受ける。座席等級は、2代目、3代目とも同じく「特等」、「特1等」、「1等」、「特2等」、「2等和室」、「2等椅子席」の6種類だ。

特等 [画像は3代目のみ]

2代目、3代目ともに「さるびあ丸」では最上位のランクに位置する個室客室。3代目「さるびあ丸」の特等は各室にシャワー、ウォシュレットトイレが完備されている。

3代目さるびあ丸
▲3代目「さるびあ丸」の特等室。

特1等 [画像は3代目のみ]

特1等は、2代目、3代目とも4名定員のベッドの個室。3代目「さるびあ丸」では全室シャワー、ウォシュレットを完備しており、2代目「さるびあ丸」では梯子だった上段ベッドは、高齢者等に配慮し階段に変更された。全席にコンセントも設置されている。
3代目さるびあ丸

▲3代目「さるびあ丸」の特1等室。

1等

2代目「さるびあ丸」では定員10名程度、3代目では7名〜12名前後の相部屋。2代目、3代目とも全席マットレスが付いている。3代目では、2代目にはなかったパーテーションの仕切りや、各席毎のコンセント、ロッカーも設けられている。

2代目さるびあ丸

▲2代目「さるびあ丸」の1等室。コンセントは座席の数よりも少なく、全員が同時に使用することはできなかった。
3代目さるびあ丸

▲3代目「さるびあ丸」の1等室。パーテーションで区切られ、プライベートに配慮した作りとなっている。仕切り上部には、座席ごとのロッカーが設けられ、各席にコンセントも設置された。


特2等

特2等席は、2代目、3代目ともに2段ベッドの寝台席。上のベッドは、2代目では梯子を上る必要があったが、3代目では安全面に考慮し階段に変更された。

2代目さるびあ丸

▲2代目「さるびあ丸」の特2等席。主に2段ベッドが1列に配列された配置で、上段ベッドは梯子で上がる。
3代目さるびあ丸

▲3代目「さるびあ丸」の特2等席。4席ごとのユニットに別れ、上段は階段で上がる形式となった。全席コンセントが設けられている。

2等和室

2等和室は、2代目「さるびあ丸」では最下階の「Eデッキ」のみに設置されていた座席。3代目「さるびあ丸」では2F、3F、4Fに設けられ、顔の部分がパーテーションで仕切られたほか、座席毎のロッカーが頭上部に設置されている。
2代目さるびあ丸

▲2代目「さるびあ丸」の2和室。
3代目さるびあ丸

▲3代目「さるびあ丸」の2和室。顔の部分にパーテーションが設けられ、座席毎のロッカーも設置されている。


2等椅子席

2等椅子席でも、2代目と3代目で大きな変化がみられた。3代目の2等椅子席では全席USBポートが設置され、スマホなどの充電が可能なほか、座席と座席の間のロールカーテンを降ろすと隣席との仕切りができる。
2代目さるびあ丸

▲2代目「さるびあ丸」の2等椅子席。背もたれのリクライニングやレッグレストの操作が可能。

3代目さるびあ丸

▲3代目「さるびあ丸」の2等椅子席では隣席との仕切りとなるロールカーテンが設置された。2席ユニットの中央肘掛下には充電用のUSB端子が設置されている。


NEXT PAGE >> レストランやシャワールームはどう変わった? 船内施設も徹底比較!



情報発表元:
 
【関連ジャンル】
 船舶 : さるびあ丸(2代)
 船舶 : さるびあ丸(3代)
 港湾 : 東京港 竹芝埠頭
 海運事業者 : 東海汽船