
今治造船は、2026年4月28日(火)、西条工場で建造したLNG燃料209,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「RURI PLANET」を竣工させ、発注者へ引き渡した。
「RURI PLANET」は、共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けたケープサイズばら積み貨物船で、重油とLNGの2種類を燃料として使用できる。LNG燃料タンクを居住区船尾側の上甲板上に配置することで、重油専焼船と同等の貨物容積を確保している。各貨物艙はトップサイドタンクとホッパータンクを備え、主要貨物となる鉄鉱石等の高比重貨物、3.0t/m3の隔艙積みが可能となるよう設計されている。
環境対応では、重油を燃料として使用する場合でも、二酸化炭素の放出抑制指標(EEDI)で要求されるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件である基準値からの削減率30%以上も満たしている。重油の代わりにLNGを使用することで、CO2排出量をさらに約20%から30%削減することが可能となる。LNG使用時には、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出を約100%削減できる。
同船は、主機関に選択触媒還元装置(SCR)を装備し、窒素酸化物(NOx)の放出3次規制に対応している。発電機と補助ボイラは二元燃料仕様とし、LNG燃料タンク内で発生するBOG(Boil Off Gas)を利用できる。プロペラ近傍に装備した省エネ付加物、ひねり舵、推進抵抗を低減する船首形状、風圧抵抗を低減する居住区形状、海水との摩擦を低減する船体外板塗料の適用により、推進性能と環境性能の向上も図られている。
主要寸法は全長299.99m、幅50.00m、深さ25.00m。載貨重量は210,079トン、総トン数は111,238。主機関は7S60ME-C10.5-GI、航海速力は約14.0ノット。船級はNK、船籍はリベリアとなる。
情報発表元:今治造船 - LNG燃料209,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「RURI PLANET」竣工







