画像提供:ジャパン マリンユナイテッド

ジャパン マリンユナイテッドは2025年11月27日(木)、広島県呉市の呉事業所で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「PONT-ROUGE(ポン・ルージュ)」を発注者へ引き渡した。

本船は、JMUが開発したパナマックスバルクキャリアの次世代型「J-Series 82,400 DWT型(J82BC)」の第19番船で、「G-Series 80,800DWT型(G81BC)」の発展形にあたる。

同船は、従来船と同一の船体要目を維持しつつ、「Common Structural Rules for Bulk Carriers and Oil Tankers」や「NOx排出規制 Tier III」など最新の規則を取り入れ、独自の省エネ技術を活用することで、載貨重量の増加と燃費の低減を両立している。

省エネ性能の向上には、「Super Stream Duct®」、「SURF-BULB®」、「ALV-Fin®」といった独自開発の省エネデバイスを最適化して搭載し、大幅な燃費削減を実現、さらに、新たな騒音規則にも対応した低風圧の居住区を採用し、実海域での性能向上を図っている。

船体の全長は226.17m、幅32.26m、深さ20.20m、総トン数44,564トン、載貨重量82,395トン、航海速力は14.5ノット。主機関はMAN B&W 6S60ME-C8.5-EGRBP型1基を搭載し、定員は25人。船級はNK、船籍はパナマ登録となっている。


情報発表元:ジャパン マリンユナイテッド - 次世代省エネ型バルクキャリア "PONT-ROUGE" 引渡
 
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 造船メーカー : ジャパン マリンユナイテッド