画像提供:東海汽船

東海汽船株式会社は2025年11月21日(金)から2026年1月30日(金)までの期間、竹芝客船ターミナルの特設スペースにおいて、同社貨物部所属の数歩庸春氏が製作した「すとれちあ丸」1/100スケール模型を展示する。

「すとれちあ丸」は1978年4月に三菱重工業 下関造船所で建造され、就航後は2002年まで運航されていた。貨客船。総トン数3,708トン、全長110.95メートル、全幅15.2メートル、満載喫水6.2メートル、航海速力20.3ノットの近海区域船舶として、東京〜三宅島〜八丈島航路に就航していた。

同船はコンテナ貨物に対応した次世代型の大型貨客船として、横揺れ防止装置であるフィンスタビライザー、横方向への操船を可能にするバウスラスター、可変ピッチプロペラを装備、全高が低く安定性に優れた船体形状と、前後に装備されたトムソン型デリックにより、島民向けの生活関連品を載せたコンテナ輸送に対応し、一部では車両輸送も実施していた。1982年11月には昭和天皇が八丈島、三宅島を行幸した際に乗船し、また2000年9月に発生した三宅島雄山の噴火による全島避難時には島民の輸送にも従事した実績を持つ。

今回展示される模型は、全長約1.1メートル。竹芝客船ターミナルでの展示後は、同船が就航していた三宅島や八丈島での展示も予定されている。


情報発表元:東海汽船 - 名船『すとれちあ丸』の1/100スケール模型を期間限定で展示します
 
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