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郵船クルーズは2025年11月13日(木)、同社が運航するクルーズ客船「飛鳥III」において、初となる23日間のロングクルーズ「2026年 日本一周 ディスカバリークルーズ」を実施することを発表した。出発日は2026年5月12日(火)の横浜発と、13日(水)の神戸発の2コースで、全国14都道府県・15港を巡る内容となっている。

このクルーズは、飛鳥クルーズが2026年に迎える就航35周年を記念する企画のひとつで、国内各地の自然景観や文化、食を深く体験できる旅として位置付けられている。航路には、日本三景である宮島、天橋立、松島を含み、本渡(天草)への初寄港や、長崎や函館での夜景観賞を目的とした夜の出港、広島や金沢での1泊停泊などが含まれる。クルージング中には関門海峡やトカラ列島、広島湾の多島美などを海上から楽しむ機会も設けられている。

寄港地は、横浜または神戸を出発後、広島に停泊し、関門海峡を通航して南下。種子島、石垣、那覇と巡り、トカラ列島をクルージングしながら、本渡(天草)に初寄港する。その後、長崎、下関、宮津、金沢に寄港し、金沢では1泊停泊を予定。さらに北上して函館、八戸、仙台を経由し、Aコースでは東京、Bコースでは神戸へと帰着する航程となっている。

また、下関港長州出島への初寄港を記念し、出港時にはオリジナルの花火が打ち上げられる予定。ただし、天候等により中止となる可能性がある。

寄港地では地域の歴史や文化に触れる観光ツアーを実施予定で、長崎からは十四代 今泉今右衛門氏の窯元を訪問する特別ツアーも企画されている。このツアーは公益社団法人日本工芸会との協力により実現したもの。市街地から離れた寄港地では、連絡バスの提供も予定されている。

船内では、ヴァイオリニストのNAOTO氏とギタリストの押尾コータロー氏によるスペシャルステージや、日本画家の土屋禮一氏など文化人による講演会が開催される。

会員クラブ「My ASUKA CLUB」加入者向けには、旅行代金の20%割引のほか、次回予約時に利用できる30万円分のデジタル優待割引券「Future Cruise Credit」や、通常の2倍の「ASUKA CRUISE POINTS」が付与される特典が提供される。

クルーズのスケジュールは、Aコースが2026年5月12日(火)横浜発~6月3日(水)東京着、Bコースが5月13日(水)神戸発~6月4日(木)神戸着で、いずれも23日間の航程。旅行代金は「アスカバルコニーD」クラスで193万円から、「ロイヤルペントハウス」では1,029万円となっており、会員割引後の価格はそれぞれ154.4万円、823.2万円。

販売開始は2025年12月2日(火)10時30分からで、事前説明会も各地で開催される。日程は名古屋が11月28日(金)、東京が11月30日(日)、福岡が12月2日(火)、大阪が12月5日(金)となっており、いずれも午前と午後の2部制で予約制。各会場では運航会社スタッフによる詳細説明が行われる。


情報発表元:郵船クルーズ - 「飛鳥III」 新しいロングクルーズ誕生 「2026年 日本一周 ディスカバリークルーズ」
 
【関連ジャンル】
 船舶 : 飛鳥III
 海運事業者 : 郵船クルーズ