旧軍港市日本遺産活用推進協議会は2025年12月7日(日)、広島県呉市の新日本造機ホールで「旧軍港四市 鎮守府日本遺産シンポジウム in 呉」を開催する。平成28年に文化庁が認定した日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」の魅力と活用の意義、また旧軍港に遺る鎮守府遺産に関する調査・研究成果を広く発信することを目的とした催しとなる。
同シンポジウムは2020年度から旧軍港四市である横須賀市、呉市、佐世保市、舞鶴市の持ち回りにより毎年実施されており、今年度は「日本遺産創設10年」の節目にあたる年として文化庁から重点支援地域に選定されたことを背景に、今後の文化観光施策への展望が議論される。
当日は午前9時から12時までの第1部で、「理系で読み解く日本遺産」をテーマに旧軍遺産に関する最新の調査・研究成果が発表される。横須賀、呉、佐世保、舞鶴の旧軍港に関する研究者が登壇し、科学的視点から日本遺産の価値を紐解く。
13時から16時までの第2部では、シンポジウムとして文化観光事業の展望に焦点を当てる。基調講演には呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」館長の戸髙一成氏を迎え、鎮守府日本遺産のストーリーと文化観光の接点について語られる。その後のパネルディスカッションでは、日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗氏をコーディネーターに、四市の文化観光担当職員が各市の取り組みと課題、今後の方向性について意見が交わされる予定。また、地元企業や地域団体の代表による事例紹介も予定されている。
会場は呉市中央の「新日本造機ホール」で、定員は各部200名。参加費は無料だが、事前申し込みが必要となる。
情報発表元:呉市 - 「鎮守府日本遺産シンポジウム in 呉」の実施について【関連ジャンル】 港湾 : 呉港












