両備グループの新規クルーズ事業を担う子会社として2024年1月に設立された「Rヨット株式会社」は、2025年11月10日(月)、2027年に就航予定の新造クルーズ船の船名を「SEFU」と決定し、同日付でファンネルマークとティザーサイトを公開した
「SEFU」は、日本初の“ヨットスタイル客船”として建造が進められているクルーズ船で、「SE」は瀬戸内、「FU」は風を表し、船名には穏やかさと力強さを兼ね備えた瀬戸内の風にインスピレーションを受けた想いが込められている・
ファンネルマークには、運航を担うRヨット株式会社のブランド「R YACHT」のロゴを採用、ヨットスタイルの船体に着想を得た5本のラインをモチーフとするデザインを船の煙突に掲出することで、ブランドアイデンティティの象徴とする計画。
「SEFU」は、総トン数約9,000~10,000トン、全長約110~120メートル、全幅約19メートルの遠洋国際航行区域に対応するスモールラグジュアリー船で、客室数は60室、乗客定員は約120名、乗組員数は約100名を予定している。小型船ならではの機動性を活かし、瀬戸内、南西諸島、日本各地の沿岸部を巡る航路を想定しており、特に船尾には新造船として日本初となるマリーナを備えることで、小型ボートによる離島上陸やマリンアクティビティなど、海との一体感を重視したクルーズ体験を実現する構想となっている。
また、船内では地域の食材を活かした料理や、その土地特有の飲料を提供し、ショアエクスカーションを含む体験型観光を展開する計画で、全体として日本各地と連携したクルーズライフの創出を目指す。
ティザーサイトでは、「SEFU」の世界観やコンセプトを映像で紹介し、デザイナー、シェフ、キャプテンといった専門家によるコメントも交えて、ヨットスタイルクルーズの全体像を伝えている。
建造ははポルトガルのウェスト・シー(WEST SEA – ESTALEIROS NAVAIS, UNIPESSOAL, Lda.)で行われ、内装デザインは株式会社キュリオシティのグエナエル・ニコラ氏が手がける予定。
情報発表元:両備グループ Rヨット株式会社 - 新造船の船名「SEFU」を発表 ― 日本初の“ヨットスタイル客船” 2027 年就航に向けて始動 ―【関連ジャンル】












