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政府は2025年11月7日(金)、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を1年間継続することを閣議で決定し、防衛省がその内容を発表した。
同海域では、2009年から2011年にかけて年間200件以上の海賊等事案が発生していたが、自衛隊を含む各国部隊の活動や国際社会の継続的な取組により、現在は発生件数がピーク時と比較して低水準で推移している。ただし、海賊を生み出す根本的な原因は依然として解決されておらず、情勢は予断を許さない状況が続いているとされている。
このような状況を踏まえ、国際協調主義に基づいて重要な海上交通路の安全確保を図り、国際社会の平和と安定に引き続き貢献するため、政府は海賊対処行動の継続を決定。防衛省はこれに伴い、新たな海賊対処要項を作成した。今回の要項により、海賊対処行動の実施期間は、2024年11月20日から2025年11月19日までとしていた従来の内容を、2025年11月20日から2026年11月19日までの1年間延長する。
また、新たな要項では、活動期間中に使用する固定翼哨戒機の機種がP-3CからP-1へ変更される予定であることを踏まえ、関連する記載が更新された。
情報発表元:防衛省 - 海賊対処行動の継続について【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上自衛隊












