アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンの4カ国の海空軍は2025年10月30日(水)と10月31日(木)の2日間、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含む南シナ海において海上協同活動(Maritime Cooperative Activity:MCA)を実施した。
今回の海上協同活動は、「自由で開かれたインド太平洋」を支える地域と国際的協力を強化する共同のコミットメントを示すものとして行われたもので、各国の海空戦力が連携し、戦術技量の向上や運用手順に関し、相互運用性の向上を目的として実施された。
活動に参加した艦艇・航空機は、オーストラリア海軍からはアンザック級フリゲート「バララット(Ballarat:FFH-155)」、ニュージーランド海軍からはポーラー級補給艦「アオテアロア(Aotearoa:A12)」、フィリピン海軍からはフリゲート「ホセ・リサール(Jose Rizal:FF-150)」がそれぞれ参加した。航空戦力としては、フィリピン空軍のA-29Bが3機、W-3A戦闘ヘリ、AW15ト哨戒ヘリが投入されたほか、アメリカ海軍からはアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド(Fitzgerald:DDG-62)」とP-8Aポセイドン海上哨戒機が参加した。
活動は、国際法を遵守し、全ての国の航行の権利や自由を尊重しつつ、安全に配慮して実施したとしている。アメリカを含む参加国は、国際法の下での航行・上空飛行の自由およびその他の正当な海洋・空域の利用、ならびに海上権益の尊重を継続して支持する姿勢を示した。
情報発表元:U.S. Navy 7th Fleet - Australia, New Zealand, Philippines and U.S. Conduct Maritime Cooperative Activity【関連ジャンル】 船舶 : FF-150 ホセ・リサール 海運事業者 : オーストラリア海軍 海運事業者 : フィリピン海軍 海運事業者 : アメリカ海軍












