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東京都江東区の「船の科学館」は2025年11月8日(土)、初代南極観測船「宗谷」において、69年前の初の南極観測出航を記念した「満船飾」を実施する。併せて、100個限定で記念オリジナル缶バッジの配布も行う予定。

1956年11月8日(木)、宗谷は日本初の南極観測のため、東京・晴海ふ頭から出航した。これを記念し、「船の科学館」では毎年この日に関連イベントを実施しており、2025年は10時から15時までの間、宗谷を国際信号旗で装飾する「満船飾」が行われる。「満船飾(full dressing ship)」は、祝賀を意味する伝統的な航海儀礼のひとつで、国際信号旗を船首から船尾まで掲揚して船体を彩る。

当日はこのほか、「宗谷 南極初出航の日記念 オリジナル缶バッジ」が100個限定で配布される。配布は10時から開始され、無くなり次第終了となる。バッジのデザインは、中央に晴海ふ頭を出航する宗谷の姿、左にカラフト犬、右にアデリーペンギンを配し、上部には1969年まで使われていた信号旗「WAY」が描かれる。この「WAY」旗は現在の「UW」と同じく「ご安航を祈る」の意味を持つ。


情報発表元:船の科学館 - 初代南極観測船”宗谷”での「満船飾」実施および「オリジナル缶バッジ」配布のお知らせ(11月8日)
 
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