海技教育機構(JMETS)は2025年10月21日(火)、同機構が保有する大型練習船4隻の第一教室に対して命名権者を募集することを発表した。これは、企業や団体と連携する機会の拡大を図り、船員教育や航海訓練環境のさらなる向上を目的とするネーミングライツ事業の第3弾として実施される取り組み。
ネーミングライツとは、公共施設などに対して企業名等を冠した愛称を命名できる権利を指し、「命名権」あるいは「施設命名権」とも呼ばれる。JMETSではこれまでに、第1弾として海技大学校講堂(体育館)に「東洋建設アリーナ」、第2弾として宮古、清水、波方、唐津の各国立海上技術短期大学校体育館にそれぞれ命名権を設定しており、今回の募集はそれに続くものとなる。
今回の対象は、大型練習船「日本丸」、「大成丸」、「銀河丸」、「青雲丸」の第一教室で、それぞれの教室には実習生の定員が設定されている。定員は「日本丸」と「大成丸」は各120名、「銀河丸」と「青雲丸」は各180名。
命名権の愛称使用期間は原則として3年以上で、命名権の目安額は税抜200万円。ただし、この金額はあくまで同機構が希望する目安であり、これを下回る応募も可能としている。なお、応募金額は審査項目のひとつとされ、審査の際に評価の対象となる。
応募資格は、法人および法人以外の団体、またはこれらで構成される団体および個人とされている。募集期間は2025年10月21日(火)から12月19日(金)まで。
情報発表元:海技教育機構 - 大型練習船第一教室の命名権者を募集します【関連ジャンル】 船舶 : 銀河丸 船舶 : 青雲丸 船舶 : 大成丸 船舶 : 日本丸(2代) 海運事業者 : 海技教育機構












