画像提供:千葉県

千葉県市川市に所在する千葉県立現代産業科学館は、2025年10月11日(土)から11月30日(日)まで、企画展「うみ・千葉めぐり~魅力あふれる海の仕事~」を開催している。千葉県に深く関わる「海」をテーマに、漁業、港湾物流、海洋安全、レジャー、教育など多角的な視点から、海に関わる仕事や技術を紹介する企画展。

会場では、県内の漁港における漁法や過去の漁具、注目される養殖技術を取り上げる「変わっていく漁業」、千葉港での大型船やクレーンの働きと港で働く人々に焦点を当てた「千葉の発展を支える千葉港~港で働く~」、家庭用防災シェルターや海難救助技術、海洋調査を紹介する「海と安全」、サーフィンを支える職人技や海の仕事を学ぶ教育機関・アプリを取り上げる「海に親しむ」など、約90点の資料を通じて、海に関わる幅広い分野を紹介している。天井クレーンシミュレータや防災シェルター、サーフィン関連の展示も含まれ、実物資料を交えた構成となっている。

10月18日(土)には、日本製鉄の研究員・吉村航氏による講演会「東京湾と海の森づくり」が開催され、海の生態系再生に関する最新研究も紹介される。参加した中学生以下には海洋プラスチックごみを利用した万華鏡キットが先着で配布される。このほか、市川市中央図書館による絵本の読み聞かせ「海は広いな大きいな」、工作や体験型イベントとして「ポンポン船をつくろう」、「海図の紙バッグをつくろう」、「イカキャッチャーづくり」、「手旗信号と国際信号旗の体験」などが各土曜日に開催される。体験内容に応じて、東京大学大気海洋研究所、海上保安庁、自衛隊千葉地方協力本部などが協力する。

開館時間は9時から16時30分まで(入館は16時まで)、月曜日は休館日。ただし祝日と重なる場合は翌平日が休館となる。入館料は一般500円、高校生・大学生250円で、中学生以下と65歳以上、障害者と介護者1人は無料。11月3日(月・祝)文化の日はすべての利用者が無料で入館可能。

会場の千葉県立現代産業科学館は、JR総武線本八幡駅または下総中山駅から徒歩約15分、京成本線鬼越駅から徒歩約13分、都営新宿線本八幡駅から徒歩約20分、京葉道路京葉市川インターから車で約5分の位置にある。


情報発表元:千葉県立現代産業科学館 - 令和7年度企画展 「うみ・千葉めぐり~魅力あふれる海の仕事~」
 
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