
成田国際空港株式会社は2025年10月7日(火)、千葉市美浜区の「NAA千葉港頭石油ターミナル」において、第36回海上防災訓練を実施する。訓練は同日13時30分から15時までの間に実施され、荒天の場合は10月10日(金)の同時刻に延期される。
今回の訓練は、同ターミナルで航空燃料の荷揚げ作業中に燃料が漏洩し、桟橋で火災が発生するという想定に基づいて実施される。防災資機材や消火設備を活用した初期対応を迅速かつ確実に行うとともに、関係機関との連携体制の強化を目的とした内容となっている。
訓練には千葉海上保安部、千葉県防災危機管理部、千葉市消防局、千葉県警察本部、千葉市新港地区共同防災隊、株式会社ダイトーコーポレーション、千葉県県土整備部、NAA千葉港頭自衛消防隊構成企業など、計11機関から約100名が参加、船艇7隻と消防車6台も動員される。
訓練項目は、緊急連絡、緊急通報、自衛消防隊や船艇の出動、広報伝達、現場及び調整本部の設置運用、負傷者の救護搬送、流出油に対する拡散防止放水・回収、火災発生時の緊急離桟、陸上・海上からの一斉放水などが予定されている。
千葉港頭石油ターミナルは、航空燃料をタンカーから荷揚げし、成田空港まで移送するパイプラインの起点に位置する重要拠点。大規模災害や事故発生時の対応力を高めるため、毎年継続的に防災訓練が行われている。
情報発表元:成田国際空港 - 航空燃料漏洩及び火災発生を想定した第36回海上防災訓練を10月7日(火)に実施します。【関連ジャンル】 港湾 : 千葉港