
小田急箱根は、2025年6月19日(木)に国土交通省関東運輸局へ旅客運賃改定の届出を行い、2025年10月1日(水)に箱根海賊船の旅客運賃を改定する。
運賃改定の対象は、桃源台港〜箱根町港・元箱根港間、箱根町港〜元箱根港間の2区間。桃源台港発着区間では、大人片道運賃が現行の1,200円から1,700円に、大人往復は2,220円から3,000円に引き上げられる。小人片道は600円から850円に、小人往復は1,110円から1,300円にそれぞれ改定される。
また、箱根町港〜元箱根港間においては、大人片道運賃が420円から600円に、小人片道は210円から300円に引き上げられる。
運賃改定の理由について小田急箱根は、物価高や人手不足といった外部環境の変化に加え、自然災害リスクへの対応や安全性の確保、将来的な設備投資の継続を挙げている。同社では、箱根観光の周遊ルートとして知られる「箱根ゴールデンコース」の一翼を担う箱根海賊船の魅力を維持・強化する方針としている。
今回の運賃改定に合わせて、企画乗車券の見直しも実施される。特に、箱根海賊船および箱根ロープウェイが乗り放題となる「海賊船・ロープウェイ乗り放題パス2日券」および「箱根のりものパス Lite」については、2025年9月30日(火)出発分をもって販売を終了する。この2種類の乗車券は、旅客需要や利用実態を踏まえて取り扱いを終了するもので、利用者はそれまでの購入を求められる状況となる。
情報発表元:小田急箱根 - 箱根ロープウェイ、箱根海賊船の旅客運賃および企画乗車券の販売金額の改定について【関連ジャンル】 海運事業者 : 小田急箱根