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伊豆諸島開発は2025年10月1日(火)から、八丈島〜青ヶ島を結ぶ航路において旅客運賃、貨物運賃の改定を実施する。
今回の運賃改定は、旅客運賃を15%、貨物運賃を10%引き上げる内容で、いずれも燃料油価格変動調整金制度を継続したうえで実施される。
同社によれば、旅客運賃の改定は1997年、貨物運賃の改定は1998年に実施されて以来、消費税改正を除いて今回が初となる。これまで経費削減などの経営努力を重ね、長期にわたり運賃水準を維持してきたが、近年の人件費や船舶の修繕費の上昇、加えて青ヶ島の人口減少といった背景により、現状の運航形態とサービス水準を維持することが困難となったため、抜本的な経営改善策の一環として運賃改定を決定したとしている。
伊豆諸島開発によれば、同社の離島航路は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたのちも、国内の他の離島航路事業者と同様に厳しい経営環境が続いている。こうした状況下でも、生活航路としての役割を維持し、安全な運航体制を継続することを目指すとともに、利用者に対するサービスの向上を図る方針。
情報発表元:伊豆諸島開発 - 八丈島~青ヶ島航路 旅客運賃及び貨物運賃の改定について【関連ジャンル】 海運事業者 : 伊豆諸島開発