
海上保安庁は2025年9月3日(水)から、東京都江東区青海の海洋情報資料館において、企画展「能登半島地震、海では何が起きたのか」を開催している。開催期間は10月12日(日)までで、月曜・火曜を除く毎日10時から17時まで開催され、入館は無料。
企画展は、水路記念日を記念して毎年実施されているもので、154回目となる今年は、2024年に発生した「令和6年能登半島地震」をテーマに設定。地震発生直後から行われた海洋情報部の初動対応や、測量船による調査結果が中心に紹介される。
展示では、海図や海底地形図、底質図など多様な図を用いて富山湾の現況を視覚的に解説するほか、周辺の海底の変化など、能登半島地震に関する調査結果を資料を通じて紹介している。
会場である海洋情報資料館では、企画展に加えて伊能図の謄写図や歴史的な測量機器など、海洋調査に関する常設展示も公開されている。
水路記念日は、1871年9月12日(旧暦7月28日)に兵部省海軍部に海図作成のための「水路局」が設置されたことを起源とし、今年で154年を迎える。水路局はその後、昭和24年に海上保安庁水路部、平成14年からは海上保安庁海洋情報部として再編され、海洋に関する調査・情報提供の中核機関として現在に至る。
情報発表元:海上保安庁 - 能登半島地震、海では何が起きたのか~第154回水路記念日企画展で徹底解説!~【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上保安庁