
防衛省は2025年8月29日(金)、令和8年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、陸海空3自衛隊で導入が進められている20式5.56mm小銃について、13,151丁、計57億円を計上したことを明らかにした。海上自衛隊分の割り当ては205丁分。
20式5.56mm小銃は、豊和工業で開発された隊員個人の近接戦闘に使用する小銃で、64式7.62mm小銃や89式5.56mm小銃の後継として導入が進んでいる。陸上自衛隊では令和2年度予算から調達が開始されていたが、海上自衛隊では、令和5年度予算で初めて調達が開始され、令和7年度までに311丁の調達が決まっていた。今回の令和8年度要求分が加わると累計調達数は500丁を上回ることになる。
なお、令和8年度概算要求の13,151丁のうち、205丁分は海上自衛隊分だが、残り10,000丁は陸上自衛隊、2,946丁は航空自衛隊分となる。
情報発表元:防衛省 - 防衛力抜本的強化の 進捗と予算 令和8年度概算要求の概要【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上自衛隊