画像提供:水産研究・教育機構

水産庁は2025年8月29日(火)、令和8年度予算の概算要求に関し、その概要を公表した。この中で「海洋環境の急激な変化を的確に捉える資源調査・評価の推進」に係る費用として86億円を計上、水産研究・教育機構の調査船「蒼鷹丸」の代船を建造する方針を明らかにした。

調査船「蒼鷹丸」は、三菱重工業 下関造船所で建造され、水産研究・教育機構の調査船として1994年から運用されている船舶。主に本州、四国沖合の太平洋において、サバ・イワシなど小型浮魚類の資源調査、魚の餌となるプランクトン調査、海底土採集による放射能調査、日本周辺における放射能モニタリング、黒潮の変動把握に向けた海洋モニタリング観測など、漁業に関連した海洋調査を行っている。

公表された令和8年度概算要求では、水産研究・教育機構の調査船「蒼鷹丸」については、最新の調査機器等を導入した代船を建造し、資源評価等に必要な調査を実施するとしている。


情報発表元:水産庁 - 令和8年度水産予算概算要求の概要
 
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