
防衛省は2025年8月29日(金)、令和8年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、民間輸送力活用事業として実施しているPFI(Private Finance Initiative:民間資金活用)船舶の確保に関して、コンテナ輸送に特化した船舶を確保する予算を盛り込んだ。
PFI船舶は、自衛隊の海上輸送力確保の一部を民間に委ねることを目的に、2016年から防衛省と高速マリン・トランスポート株式会社との間で締結された契約に基づき運用されている船舶。2016年3月から1号船舶として、元津軽海峡フェリーの「ナッチャンWorld」が、2号船舶として元新日本海フェリーの「はくおう」が運用されているが、現在の両船の契約は2025年12月で終了する。
2023年に公表された令和6年度予算の概算要求では、2025年12月の契約満了後も民間船舶を活用した輸送体制に空白を生じさせないよう、新たに2隻のPFI船舶を確保するとして325億円が計上され、さらに2024年に公表された令和7年度予算の概算要求では、PFI船舶を2隻から8隻体制へ拡大する方針が示されていた。
今回、令和8年度概算要求で計上されたのは、この8隻のうち2隻。南西地域の島嶼部へ部隊等を輸送する海上輸送力を補完するため、主として補給品等(コンテナ)の輸送に特化したPFI船舶を確保するとしている。この2隻については、2026年度中に契約、船舶改修等を実施し、2028年1月から運用が開始される計画となっている。
情報発表元:防衛省 - 防衛力抜本的強化の 進捗と予算 令和8年度概算要求の概要【関連ジャンル】