
気象庁は2025年8月26日(火)、令和8年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、海洋気象観測船「凌風丸」への観測機器設置に関する計画を公表した。
海洋気象観測船「凌風丸」への観測機器の追加設置は、線状降水帯・台風等の予測精度向上等に向けた取組みの一環として計画されているもの。海上の⽔蒸気等観測を強化することを目的に、海上における大気下層の状態を正確に把握するため「凌風丸」
へ船舶用観測機器の設置を行うとしている。令和8年度の概算要求では、この強化費用として、1,100万円が計上された。
なお、気象庁は「線状降水帯・台風等の予測精度向上等に向けた取組の強化」に関する要求としては、総額1億7,600万円を計上している。
「凌風丸」は、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造された海洋気象観測船で、2024年3月に竣工した。
情報発表元:気象庁 - 令和8年度 気象庁関係 予算概算要求概要【関連ジャンル】