画像提供:苫小牧港管理組合

国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部と、航空自衛隊第36警戒隊、えりも町は、2025年9月2日(火)に北海道えりも港で「命のみなとネットワーク」緊急物資輸送合同訓練を実施する。

訓練は、地震や津波により陸路が寸断された災害発生時における、港を活用した物資および人員輸送の実効性を検証するもので、北海道日高振興局の協力のもと行われる。訓練は、日高管内の防災機関による「日高管内一斉防災訓練」の一環として実施される。

訓練では、浦河港で港湾業務艇「はやぶさ」に積み込まれた緊急物資を、えりも港の北澗内岸壁(-5.0m)に輸送。到着後は航空自衛隊とえりも町の車両によりえりも町役場まで陸送される。併せて、第36警戒隊員の誘導のもと、被災者役が港湾業務艇に乗船し避難する想定の訓練も行われる。

訓練の想定は、浦河沖で震度6強の地震が発生し、最大3mの津波が観測されるという内容で進行される。国道235号線、336号線が通行不能となり、えりも町市街地が陸の孤島となる状況を想定している。訓練終了後には、えりも町役場会議室で関係者による意見交換会も予定されており、今後の連携体制や課題の洗い出しが行われる見込み。


情報発表元:国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部 - えりも港で緊急物資輸送合同訓練を実施します
 
【関連ジャンル】