
横浜市港湾局は2025年9月27日(土)、山下ふ頭再開発に関する市民検討会の第1回会合を横浜市庁舎で開催する。開催時間は9時から12時までを予定している。
山下ふ頭は、横浜ベイブリッジの内側に位置する総面積約47ヘクタールの埠頭で、上屋・倉庫・荷さばき地・事務所などが立地し、本牧・南本牧などのコンテナ埠頭を補完する物流機能を担っている。横浜港の景観、周辺観光資源、交通利便性に優れるこの地において、横浜市は新たなまちづくりに向けて再開発を推進する方針を示している。
再開発は、市民意見や有識者による検討委員会の答申を踏まえたもので、「世界に誇れる、魅せる『緑と海辺』空間」「持続可能なまちを支える明日へのイノベーション」「活気に満ちあふれ、周辺へと広がる新たな賑わい」の3つをテーマとし、それらの中心に「市民が結ぶ新たなまちの環」という考え方を据える。
9月27日(土)の市民検討会は、6月に取りまとめられた「答申を踏まえた基本的な方向性」に基づき、住民基本台帳から無作為に抽出された多様な世代の市民から対面方式で直接意見を聴取する取組として実施される。市民の意見を取り入れた議論を積み上げることにより、今後の事業計画案の策定につなげていく方針。
参加者は、無作為抽出によって参加依頼が行われた市民の中から、応諾状況に応じて決定される。選出された参加者の氏名は非公開とされ、会議への代理参加や傍聴は認められていない。
第1回会合に関する資料は開催日以降に公開予定であり、開催状況についても順次案内される。市民検討会は今後も複数回の開催が見込まれており、世代を超えた議論を通じて新たな視点やアイデアを取り込み、市民意見の深度化を図る方針としている。
情報発表元:横浜市港湾局 - 山下ふ頭再開発について 幅広い世代の方々が参加する市民検討会を始動します!【関連ジャンル】 港湾 : 横浜港 山下埠頭