画像提供:UK Carrier Strike Group

イギリス海軍のクイーン・エリザベス級航空母艦「プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales:R09)」に搭載されるF-35B戦闘機が、2025年8月9日(土)、海上自衛隊のいずも型護衛艦2番艦「かが(DDH-184)」に初めて着艦した。英空母打撃群(CSG25)がSNS「X」で公表したもので、海自艦艇へのイギリス軍F-35Bの着艦は初めてとなる。

これまでアメリカ軍のF-35Bは「いずも(DDH-183)」や「かが」に着艦した実績があるが、イギリス軍機による着艦は今回が初。今回の着艦は、8月4日(月)から12日(火)まで西太平洋で実施されている日英米豪西諾の共同訓練の「クロスデッキ」の中で実施された。

共同訓練では、海自からは護衛艦「かが(DDH-184)」、「てるづき(DD-116)」、潜水艦が参加。イギリスからは空母「プリンス・オブ・ウェールズ」のほか、デアリング級駆逐艦「ドーントレス(Dauntless:D33)」、フリゲート艦「リッチモンド(Richmond:F239)」、給油艦「タイドスプリング(Tidespring:A136)」が参加、このほか、アメリカ海軍からも原子力空母「ジョージ・ワシントン(George Washington:CVN-73)」、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ロバート・スモールズ(Robert Smalls:CG-62)」、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「シャウプ(Shoup: DDG-86)」、強襲揚陸艦「アメリカ(America:LHA-6)」が、オーストラリア海軍からは駆逐艦「ブリスベン(Brisbane:DDG-41)」が、スペイン海軍からはフリゲート「メンデス・ヌニェス(Méndez Núñez:F-104)」が、ノルウェー海軍からはフリゲート「ロアール・アムンセン(Roald Amundsen:F311)」が参加している。訓練は対潜戦や艦艇間での発着艦訓練、PHOTOEX等が実施されている。

防衛省は8月8日(金)、英空母打撃群が12日から9月2日まで横須賀と東京に寄港すると発表しており、今回の着艦は寄港前のタイミングで行われた。


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