画像提供:Harbor Base SHARK

Harbor Base SHARK(ハーバー・ベース・シャーク)は2025年8月8日(金)、新潟県佐渡市小川で、かつて達者地区で観光船として運航していた海中透視船「シャーク号」を宿泊施設に改装し、2026年3月に開業する計画を発表した。改修工事は第一期分を完了し、旅館業の許認可も取得済み。開業前にはプレオープンとして週末や長期休暇を中心に営業する予定。

達者地区は透明度の高い海で知られ、昭和50年代には海水浴や海中透視船観光で賑わったが、観光客減少や施設老朽化により「シャーク号」も引退。長年、小川地区の海岸で保管されてきた。佐渡島では2024年7月に「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録され来島者が増加しているが、達者地区には宿泊施設が少なく、滞在時間の短さが課題となっている。

新施設は、船体を活用した洋室2室を備え、各室1〜6名が宿泊可能。宿泊機能に加え、上部デッキからの眺望やマリンアクティビティ、地域住民との交流、BBQやキャンプファイヤーなどの体験を提供する。飲食店は併設しないが、昼夜で異なるテーマの滞在を提案し、佐渡の食材を使った食体験や自然観賞を楽しめる環境を整える。

資金確保と広報を目的に、2025年8月8日(金)から9月15日(月)までクラウドファンディングを実施。目標金額は100万円から設定され、支援額に応じて宿泊割引券、施設への名前刻印、限定グッズなどを提供する。将来的にはオーシャンビューバスや展望船長室、サウナ小屋などの整備も構想に含まれる。

所在地は佐渡市小川135-2。公式ウェブサイトは開設準備中で、SNSやクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でも情報が発信されている。施設は地域と旅行者の交流拠点として、観光資源活用と地域活性化を目指す計画。


情報発表元:CANPFIRE - かつての観光船を宿泊施設に!シャーク復活プロジェクト
 
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