画像提供:内海造船

内海造船は2025年7月30日(水)、因島工場において4万載貨重量トン型一般貨物船「REKINDLE(リキンドル)」の進水式を実施した。

同船は、全てのホールドを二重船側構造とした最新型の乾貨物船で、船側損傷時に貨物艙への浸水を防ぐとともに、燃料油タンクからの油流出を防止する設計となっている。さらに、防撓材を貨物艙表面に露出させない構造により、貨物艙のメンテナンス性を高めている。

構造喫水は10.00mと浅く幅広の設計で、水深の浅い港湾への出入港を可能とし、河川や運河、湖などの航行にも対応する。積載可能な貨物は、穀類、石炭、鉱石、スチールコイル、スチール製品、セメント、セメントクリンカー、硫黄など多岐にわたり、船内には5つの貨物艙、4基のデッキクレーン、セミオープンタイプのワイドハッチを装備している。

また、省エネ付加物として船尾部にSSD、舵板にSurf-Bulbを搭載。波浪中の波切り性能に配慮したバウ形状と省エネ塗料を採用することで、荒天時の航走性能を向上させるとともに、主機の馬力と燃料消費量の低減を実現している。

「REKINDLE」の主要目は全長約183.00m、幅32.20m、深さ14.50m、喫水10.00m、載貨重量約39,855トンで、主機にはDU-WinGD 5X52-S2.0型1基を搭載し、常用出力は4,370kW。試運転最大速力は約13.3ノットとなっている。


情報発表元:内海造船 - 一般貨物船『REKINDLE』の進水式を行いました
 
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 造船メーカー : 内海造船 因島工場