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防衛省は2025年7月30日(水)、自衛隊が例年実施してきた観閲式、観艦式、航空観閲式を、今後実施しない方針を明らかにした。2025年は、例年通りであれば秋に海上自衛隊の艦艇を中心とした「自衛隊観艦式」が実施されるが、これも実施されない。
防衛省・自衛隊では、これまで全国の多数の部隊と装備を一か所に集結させて観閲式等を行ってきたが、現在の安全保障環境が戦後最も厳しく複雑であるとする認識から、隙のない防衛態勢を維持する上で観閲式等の開催は困難な状況に至ったとしている。このため、日本を取り巻く安全保障環境が大きく変化しない限り、観閲式や観艦式、航空観閲式は今後実施しないとしている。
観閲式等は、観覧や映像配信を通じて自衛隊の活動に対する国民の理解を得る機会として位置づけられてきたが、今後は各部隊の所在地で装備品展示や体験搭乗などの広報行事を実施し、国民への情報提供を続けるとしている。
情報発表元:防衛省 - 今後の観閲式等について【関連ジャンル】 海運事業者 : 海上自衛隊